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限定実験

実験による実験。

調査11日目





島外の探索者の情報は調査の本筋からは少し外れるが、
ベルクレア騎士団のことは記録しておかなければならないだろう。
彼らの行動は遺跡の環境に大きな影響を与えると考えられるからだ。

ベルクレア騎士団は探索者の中で最大の規模を持つ組織である。
しかし他の探索者との間に交流や協力関係を持たないため、
その正確な規模や構成などはまだわかっていない。
よってその情報はすべて推察であることを始めに記しておく。


彼らと初めて遭遇したのは遺跡が閉じる以前の探索においてである。
それ以来、遺跡の変動後も引き続き探索を続けていることから、
未だにこの島を訪れた目的は達成していないようだ。
その目的とはやはり遺跡の財宝に関連していると思われるが、
騎士団員はそれぞれ別行動をとっているため詳細は不明である。

そもそも、彼らがどのような関係の組織であるのかがわからない。
騎士団という名称の通りであればどこかの国家などに所属しているはずだが、
私の持つ資料ではベルクレアという名を持つ国や地域は確認できない。
ただしこの島ではそのような地理や習慣の相違が多く見られるので、
何らかの理由によって資料から漏れていることも考えられる。
あるいは単に個人所属や無所属の集団であるのかもしれないが。

騎士団の構成はいくつかの小隊にわかれているようだ。
小隊の数は不明だがその通し番号から察するに十数隊が存在するらしい。
また小隊内には隊長一名と数名から十数名の隊員が所属している。
いすれの団員も騎士団の名に相応しく武装して探索を行っており、
力量の差はあるが全員がマナを扱うことができるようだ。
このことからマナに関する知識をあらかじめ持っていたと思われる。

彼らの目的は上記の通り不明ではあるが、
基本的には統一された行動原理を持っているらしい。
それは他の探索者を排除して騎士団で遺跡を独占することだ。
彼らは進行の道中に小隊を残して後続の探索者を妨害しており、
他の探索者は力づくでその防衛戦を突破しなければならなかったのだ。

以上が遺跡の変動前までに得られた騎士団の情報である。
彼らは探索において常に先行しているため、
遺跡の調査をする場合はその影響を考慮しなければならない。
また遭遇した場合はマナや島の情報を引き出せると良いだろう。
ただし訓練された兵士であるだけにそう簡単にはいかないのだが…。


しかし遺跡の変動後の騎士団の情報はこれまでなかった。
遺跡の構造自体が大きく変わっているのだから、
彼らの状況も以前と同じとは限らないだろう。

ここまでの目撃情報で彼らがまだ島に残っていることはわかったので、
あとはこれから実際に対面してその状況を探るのみである。
もちろんそれは平和的な対面などにはならないだろうが、
こちらとしても素直に引き下がるつもりはない。

…今まで通り、力づくで突破させてもらうとしよう。




  1. 2010/01/06(水) 20:00:00|
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