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限定実験

実験による実験。

幕間12 -前途-

予定通り、幕間はこれにてひとまず区切りとなります。
毎回絵を付けたは良いが一枚一枚それほど丁寧にできなかったのが反省点ですが、
もしここまで読んで頂いた方がいらっしゃいましたら何よりの喜びです。

今後も機会があればまた書いていきたいと思いますし、
偽島三期もこの話しの続きを書こうと思うのでよろしくお願いします。



mak12.jpg


ーーマナというのは先生が考えているような消耗するだけのものではないのですよ。
  確かに吸収すれば増えますが、使ってしまっても単純になくなるのではありません。
  一旦吸収されたマナは一時的に消耗したとしても、いずれ回復することができるのです。
  ………ただし、極限までマナを使い過ぎるとそのまま失ってしまうこともあるようですが。


「ということは、リコちゃんは島の外でも普通に生活できるんですね?」

「そうなるな…島に残ったふたりも、無理に調査を続ける必要がなくなった訳だ」

「先輩………向こうの私もこちらに呼ぶつもりなんですか?」


――島のものを持ち出せない、という法則については私たちも仕組みがわかっていません。
  マナによってつくられたものへの制限はその創造主次第でいくらでも掛けられますからね。
  ただ、そのお嬢さんに関してはすでに先生に属しているようですから大丈夫だと思いますよ。
  先生が生まれ変わらせたことで創造主の手から離れたことになるのでしょう。


「楠さんが会いたくないのなら、うちに置いてあげればいいんじゃない?
 どちらにせよ、困っている子を放っては置けないわ」

「…百合子先生がそういうなら、私も手伝います!」

「百合子さん、杏ちゃん、ありがとう。
 ただ、あいつらがなんて言うだろうか………」


――宝玉にしても見たところただのマナの貯蔵器になっているようですね。
  それが島でどんな力を持っていたにしろ、今はもう関係無いでしょう。
  つまり、先生も先生の合成獣も、もうあの島とは関わる必要が無いということです。


「僕が彼らの立場だったら、自分の故郷について無関係だとは思えない。
 ………南さんもそう考えてるんじゃないですか?」

「ああ、それはリコも同じことだし、そもそも俺が諦めるとも言っていない」

「南さんならそう言うと思ってましたよ…」


――まぁ、先生が手を退かないのならそれを止める筋合いは我々にはありません。
  我々には我々の、先生には先生の問題があるでしょうから、ね………


「とは言え、島のことはあいつらに任せている以上、今は信じようと思う。
 俺もこちらが本来の生活だから、そうそう離れるつもりはないしな。
 だが………リコ、おまえはどうしたいんだ?」

「うーん、私もここにいたいけど、ネイとカエデにも会いたいし…、
 ………………どうしよう」

「そうか………まぁ時間はあるんだ、ゆっくり考えればいいさ」





  1. 2009/09/13(日) 13:41:23|
  2. 幕間
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