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限定実験

実験による実験。

幕間6 -侵食-

さすがにペースは落ちましたがゆっくりと続きです。
ちょっと絵柄が固まってきているので色々試したいところ。
自分以外でも練習したいので上の偽島afterでリクエストなど頂けると助かります。

そう言えば上の記事にも拍手を頂いてありがたい限りですが、
もし拍手コメントを頂いているようなら確認できていないのでお手数ですがもう一度お願いします。
どうもここの拍手コメントは送信を忘れやすいようになっているのでご注意を。
もちろん拍手のみでもとても嬉しいのでコメント無しだったら問題ありません。


mak6.jpg


「マナを感知できるようになったのか。リコのせいかな?」

「まだ何となくですけれど…………魔法生物、でしょうか?」

「いや、そこまで強力なマナでは無いようだが………」


予想できていたことではあるが、大学での検査も空振りに終わり、
島の方もまだ動きがないという完全に手詰まりの状況だ。
まだ宝玉やリコ自身のマナは十分に残っているとは言え、
このまま減り続ける一方であれば楽観はできない。

そんな最後の検査の帰りに急に状況は動いた。
島から戻って四ヶ月も経っているので急とは言えないかも知れないが、
とにかくリコ以外のマナの気配を感じるのは久々だ。
…どうやらマナを持った者が近くにいるらしい。


「まぁ、マナが見つかったのは良いことじゃないですか?」

「そう単純ではないだろう………補充できるかもわからないんだし」

「そうですね、まずは発生源を見つけないと」


しかしまさか、こちらにまでマナが存在しているとは…。
やはりあの島での何らかの異変が影響しているのだろうか。
制御装置を止めたせいで世界中にマナが溢れてしまったのか、
島から宝玉やリコを出したせいでマナがついてきてしまったのか。
どちらにせよ不味い影響を与えてしまったことになるな………。

あるいは、元々世界中にマナは存在していて、
島に行ったことで感知ができるようになったとも考えられるが…。
そうであるなら多少は気が楽だがそれは確かめようが無いな。
まずはこのマナを見つけてから調べることにするか。


「この辺りじゃないですか?……随分人通りが無いところですね」

「そうだな、どうやらあれのようだ」

「あれって……………人間、じゃないんですか?」


そう、純粋な魔法生物にしてはやけにマナが少ない気がしていた。
俺や他の招待客のように後からマナを吸収した者に違いない。
だがそれにしては不安定な感じが気になっていたが、
実際に目の前にしてみるとその理由もわかった。

これは明らかに………暴走している。
しかもカエデの時とはまったく違う暴走の仕方だ。
カエデはあくまで大きなマナを制御できなかっただけだが、
目の前のそれはそもそもマナを制御しようと言う気配がない。
まるで最初からマナに身を任せてしまっているような感じだ。

そう言えば、これに似たような話しを何処かで聞いた覚えがある。
確かあの変態が言っていたことでそんなことが………、


「………そう、エキュオス、と言っていたな」

「あれが例の、マナに憑かれた者、ですか?」

「わからない………俺も実際に見たことは無いしな」


とにかくあれが何であれ、少し安心した。
どう見てもマナを正しく扱っているようには見えないからな。
これなら無理矢理はぎ取っても文句は無いだろう。
まだ人間に戻せるならゆっくり話しも聞きたいしな…。

幸い人気の無いところでリコも存分に暴れられるだろう。
もしかしたらあれもそう思ってここで俺たちを待ち伏せていたのだろうか…。
まぁ、そんなことはどっちでもいいが、な。


「さて、楠は少し下がっていろよ………俺も久々に暴れさせてもらうからな」





  1. 2009/08/09(日) 01:40:09|
  2. 幕間
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